グルテンフリーが手軽にできるお菓子はありますか?
和菓子なら選択肢も広がって楽しめますよ。
小麦粉を使った食品を食べることができなくなるグルテンフリー。そのため小麦粉を主体に使っている洋菓子はどうしても選択の幅が狭まってしまいます。
もちろん、グルテンフリーの実践をキッカケとして「お菓子を我慢する」という選択肢も考えられなくはないですが、無理にお菓子を我慢することによってストレスが溜まったり、気分がすぐれないということもあるかもしれません。
無理に我慢せずにグルテンフリーを実践するためにも、グルテンフリーで食べられるお菓子を知っておくことは大切です。今回の記事ではグルテンフリーの和菓子に焦点を当ててご紹介していきます。
グルテンフリー和菓子とは?
グルテンフリーの和菓子とは基本的には「グルテンを含まない和菓子」ということですので、多くの場合は「原材料に小麦粉を使っていない和菓子」ということになります。
そこで改めて、まずはグルテンフリーの意味を簡単におさらいしておきましょう。
グルテンフリーの意味とは?
グルテンフリーとは、小麦、大麦、ライ麦、およびそれらの派生物を含まない食事のスタイルを指します。
グルテンを継続的に摂取することによって、体調不良や感情的になりやすかったりと心体の安定に大きな影響を与えていると言われています。そのためグルテンの摂取を制限する「グルテンフリー」は新たな健康法として注目されています。
さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
和菓子の特徴とは?
和菓子は、日本独自の伝統的なお菓子で、通常は小麦粉を使用しません。もちろん、小麦粉を使った和菓子もありますので注意が必要です。
小麦粉の代わりに、米粉、白玉粉、小豆粉、寒天、砂糖、水など、自然な食材を使用して作られます。そのため、和菓子はもともとグルテンフリーのお菓子ともいえるでしょう。
和菓子は見た目にも美しく、季節や行事に合わせて様々な形状や色彩が楽しめます。また、和菓子は風味や食感においても独自の特徴を持ち、さまざまな種類が楽しめます。
グルテンフリー和菓子の人気の理由とは?
グルテンフリー和菓子が人気の理由はいくつかあります。まず、セリアック病や小麦アレルギーを持つ人々にとって、グルテンフリー和菓子は安心して楽しめるスイーツの選択肢となります。和菓子は本来小麦を使用しないため、これらの人々にとってはリスクがない食べ物です。
さらに、健康志向の人々やグルテンを避ける傾向のある人々にとっても、グルテンフリー和菓子は魅力的です。和菓子は素材にこだわり、添加物を最小限に抑えた自然なお菓子であるため、安心して楽しむことができます。
グルテンフリー和菓子購入時の注意点
和菓子を購入する際にグルテンフリーに対応しているかどうかを判断する基準として「グルテンフリーの表記」があるかどうか。1つのポイントになりますが、ほとんどの和菓子商品はグルテンフリーの表記がされていることがありません。
そこでポイントして見ていくのは「原材料表記とアレルゲン表記」になるかと思います。
例えばこちらはスーパーで販売されている「おはぎ」のパッケージの裏面に貼られている原材料名が表記された部分です。
ここに「小麦粉」が含まれていないことが確認できれば、ほとんどの場合はグルテンフリー対応の和菓子と考えて問題ないでしょう。
注意したいのは「醤油」(しょうゆ)です。醤油にはほとんどの場合、原材料には「小麦粉」が使われています。そのため、アレルゲン表示に小麦が記載されていたり、「一部の原材料に小麦を含む」という記載があります。
例えば、みたらし団子、煎餅などは醤油が使われています。
しかし、液体の醤油は小麦粉が使われていますが「グルテン化していない」といわれており、グルテンフリーを実践する人にとっては問題がありません。但し、小麦アレルギーの人にとっては醤油の小麦が反応してしまう可能性もありますので注意が必要です。
わたしもグルテンフリーを始めた当初は醤油が使われている和菓子は「小麦が使われている!」と思って食べないようにしていましたが、その後は醤油に関しては気にせずに食べるようになりました。
グルテンフリー和菓子の購入方法とは?
日本人にとっては身近な和菓子ですが、改めてグルテンフリー和菓子を購入する方法をご紹介します。
和菓子屋さんで購入
最もオススメなのは和菓子屋さんで購入することです。
店舗に直接行けば店員さんに「小麦粉使用の有無」を直接確認することもできますので、より安心してグルテンフリー和菓子が購入できます。
また和菓子によっては「出来立ての美味しさ」を味わえるお店もありますので、オススメです。
有名な和菓子店は百貨店に出店していることもあります。地下の食品売り場、専門店に入っている場合が多いです。
コンビニやスーパーで購入する方法
グルテンフリー和菓子を手軽に購入したい場合、コンビニやスーパーで購入することもできます。
近年、多くのコンビニやスーパーがグルテンフリー商品を取り扱っており、グルテンフリー和菓子もその一部です。一般的な和菓子と同様に、コンビニやスーパーでグルテンフリー和菓子を購入することができます。パッケージには「グルテンフリー」とは明記されていることはほとんどないため、原材料名などを確認するようにしましょう。
オンライン通販で購入する方法
さらに多くの選択肢を求める場合、オンライン通販が便利です。多くの和菓子のブランドや製品が、オンラインで購入できるようになっています。オンライン通販の利点は、地理的な制約がないことです。全国各地のお店や製造業者からグルテンフリー和菓子を購入できるため、お好みの商品を見つけることができます。
例えば、楽天市場の「和菓子ジャンルのページ」であれば日本全国の和菓子店からお好みの和菓子を探し出すことができます。
この記事を書いている秋の季節であれば楽天市場の和菓子ジャンルのページで一番人気は「干し芋」です。
干し芋の原材料は多くの場合「さつまいも」のみですので、当然ながらグルテンフリーのお菓子として手軽に楽しむことができます。
また、オンライン通販では、製品の詳細情報やレビューを確認できるため、購入前に情報を収集しやすくなります。お取り寄せの際には、配送にかかる日数や送料に注意し、信頼性のあるオンラインショップを選びましょう。
グルテンフリー和菓子のおすすめ商品
日本には古くから「和菓子の文化」があり、小麦粉を使っていないグルテンフリーのお菓子がたくさんあります。
わたしたち日本人は古くから自然な形でグルテンフリーのお菓子を日常の中に取り入れていたのかもしれません。ここからは代表的なグルテンフリー和菓子をご紹介していきます。
米粉を使用したスイーツ
米粉を使用したグルテンフリー和菓子は、日本の伝統的なお菓子として人気があります。例えば、大福やもなか、和菓子の皮に使われる上新粉などが、米粉を主成分とする典型的なグルテンフリー和菓子です。米粉を使用することで、ふっくらとした食感と独自の風味が楽しめます。
玄米を使用したスイーツ
玄米を使用したグルテンフリー和菓子も、健康志向の人々に人気です。玄米は栄養価が高く、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。したがって、玄米を使用した和菓子は、おいしさと栄養を兼ね備えた選択肢となります。玄米大福や玄米入りのあんこを使用した和菓子が、その代表例です。
小麦を使わない和菓子のギフトセット
グルテンフリー和菓子のギフトセットは、贈り物としても喜ばれる選択肢です。季節やイベントに合わせたテーマの和菓子ギフトセットが数多く販売されており、美しい包装や特別なデザインが魅力です。贈り物としてもらえると、受け取る人に喜びと感謝の気持ちを伝えることができます。
まとめ
グルテンフリー和菓子は、セリアック病や小麦アレルギーのある人々にとって、安心して楽しめるお菓子の一つです。和菓子の伝統的な製法は、元々小麦を使用しないため、グルテンフリーな食事に適しています。
また、健康志向の人々にも魅力的であり、多くのブランドがグルテンフリー和菓子を提供しています。これらの和菓子は、コンビニやスーパーで手軽に購入したり、オンライン通販で幅広い選択肢から選んだりすることができます。また、贈り物としても喜ばれるため、特別な場面でのプレゼントにも最適です。グルテンフリー和菓子の美味しさと多様性を楽しんでみてはいかがでしょうか。