話題の「オートミール」ってグルテンフリーなのでしょうか?
オートミールの人気が高まってきていますね。
基本的にオートミールはグルテンフリーです。
人気が高まってきているオートミールですが、グルテンフリー実践者にとって気になるのは「オートミールがグルテンフリーなのかどうか?」というところではないでしょうか?
今回の記事ではオートミールとグルテンフリーの関係について解説していきます。
オートミールはグルテンフリー
まず結論からお伝えすると「オートミールはグルテンフリー」です。
グルテンは、小麦、ライ麦、大麦、ライ小麦(ライ麦と小麦の交配種)に含まれているタンパク質のことです。パンやケーキなど小麦を原料とする食品にはグルテンが含まれていることはよく知られています。
オートミールの原材料はオーツ麦から作られています。同じ「麦」を原材料としているにもかかわらず、なぜオートミールには「グルテン」が含まれていないためグルテンフリーの表示になっています。
オートミールそのものはグルテンフリーです。ただし、ここで注意しなければいけないのは製造過程で小麦が混入することです。原材料そのものにはグルテンが入っていなかったとしても、製造過程で混入してしまうことをを「クロスコンタミネーション」と呼びます。
特に小麦を使った食品を製造する工場と同じ敷地、設備でオートミールが製造・包装される場合、小麦が混入する可能性が非常に高くなっています。
また、栽培の段階でも小麦が混入する可能性があります。オーツ麦と小麦は通常、隣接して栽培されています。そのため収穫前の段階から既に小麦の影響を受けている場合があります。
したがって、小麦が一切含まれない場所で、自分でオーツ麦を栽培し、処理した場合、グルテンアレルギーまたはグルテン不耐症の人に安心して提供できるかもしれません。
そのため、店で購入する際は、必ず「グルテンフリー」の表示を確認することが重要です。
グルテンとは一体何か?
グルテンは、主に小麦に含まれるタンパク質の一種で、グリアジンとグルテニンという成分によって構成されています。グルテンが形成されると、パンや生地がもちもちとした弾力と粘りを持つ特性が生まれます。
このグルテンは美味しさの要因とされていますが、同時に炎症を引き起こす原因ともなります。具体的には、小麦アレルギーもその一例で、グルテンは小麦だけでなく、大麦やライ麦でも存在します。
そのため、グルテンに過敏な人々は穀物摂取を制限する必要がありました。ここで、オートミールが注目されました。
グルテンフリーのオートミールの見つけ方
グルテンフリーのオートミールを見つけるために成分表を確認することです。
グルテンフリーのオートミールを手に入れたい場合、オートミールを購入する際には、必ず製品の裏面などに記載されている成分表やパッケージを確認するようにしましょう。
「オートミールはグルテンフリーだ」という思い込みで、実は違ったということも起こるかもしれません。
グルテンフリーのオートミールは、通常以下の言葉で表記されています
- ピュア
- オートミール100%
- グルテンフリー
間違いなく、製品の表記に「グルテンフリー」の記載があることを確認しましょう。これらの情報は通常、商品の表面に記載されています。
さらに、製品の裏面には「同じ工場内で小麦を扱っています」といった情報も記載されることがあります。小麦などのアレルギー物質が含まれる場合、販売業者はこれを表示する義務があります。
表記だけで不安な場合は、製造元に問い合わせることも検討してみてください。
アレルギー反応は起こらない?
グルテンフリーのオートミールでもアレルギー反応が起こる可能性があります。
グルテンフリーのオートミールを摂取しても、アレルギー反応が発生することがあることに注意が必要です。
アレルギー反応は、食品の成分(特にたんぱく質)に対する過剰な免疫反応によって引き起こされる炎症です。したがって、オートミールのようなたんぱく質を多く含む食品でも、アレルギー反応が発生する場合があります。
小麦アレルギーがある人や、オートミールを初めて試す場合、特に赤ちゃんの離乳食などに使用する場合は、少量から始めて様子を見ることをお勧めします。体への負担を最小限に抑えながら慎重に進めましょう。
詳しい情報についてはかかりつけの医師に相談するようにしてください。
まとめ
今回は最近注目度の高い「オートミールはグルテンフリー」なのか?について解説をしていきました。
オートミールそのものはグルテンフリーです。
記事に書いてきたように、オートミールの原材料となるオート麦の栽培方法や製造過程において小麦の成分が入り込み完全なグルテンフリーではなくなってしまうこともあります。
私の場合は製造段階での小麦の混入の可能性がある製品であっても、身体が反応することは今の所ありませんので気にせずに購入、食べるようにしています。
ご自身の体の状態や食品の反応によっては注意が必要ですので、まずは少しずつ試されるのがいいでしょう。