グルテンフリーに興味あるけど、意味ないって本当?
日本人にはグルテンフリーは意味がないと聞くことありますね
最近、注目のグルテンフリーについて、その効用や意義に疑念が持たれています。
まずは結論からお伝えすると
グルテンフリーは日本人には意味がないという噂もあります。
近年では日本人での食生活はお米から小麦主体に移っており、そのため小麦アレルギーになる人も多いのです。
そのためグルテンフリーが日本人にとって意味がないことはありません。
小麦粉を使った食事(グルテンを摂取)すると体調が悪くなる人や、グルテンが原因で肌荒れを起こしている人には、グルテンフリーは効果的な食事法です。
そこで、この記事では、
- グルテンフリーの有用性
- グルテンフリーの適用対象
- グルテンフリーの長所と留意点
について詳しく解説をしていきます。ご自身の身体をより良い状態に変えていきたい方はぜひ参考にしてみてください。
グルテンフリーは日本人にとって意味があるのか?
グルテンフリーは、特にセリアック病の治療法として欧米で広まりました。そのため小麦ではなく「お米」が主食であった日本人にとっては、セリアック病の発症リスクが極めて低いことから、グルテンフリーの効果が薄いとされてきました。
日本人は「お米が主食」はもはや昔の話であることは皆さんも感じ取っておられると思います。
お米の生産量・消費量は減っており、お米よりも「パン食」が中心という方も多いのではないでしょうか?日本人1人が1年間に食べているお米の量は1962年がピークで「118.3kg」でしたが、その後お米の消費量は減少していて、2022年では50.7kgとピーク時の約半分の消費量となっています。
ご自身の1日の食生活を思い浮かべてみてください。小麦粉を使った食べ物が占める割合が多くなっていないでしょうか。
- 朝食:パンとハムエッグ、コーヒー
- ランチ:ラーメン、パスタなど麺類が多め
- 間食:パン、スイーツなど
- 夕食:外食が多くイタリアン、揚げ物など
わたしがグルテンフリーを始める前の食事は1日のほとんどの食事で「小麦粉」を使った料理を食べていました。
しかし、グルテンが体に合わない人々、たとえば以下のような特徴を持つ人々にとっては、小麦粉を意識して摂取しないようにするグルテンフリーが有益である可能性があります。
- グルテン摂取後に体調不良を感じる人
- 小麦アレルギーを持つ人
わたしの場合は「常にダルさとお腹の調子が悪い」という状態でしたので、グルテンフリーは非常に効果的でした。したがって、一概に日本人にとって無意味とは言えず、体調や症状に応じて検討すべき食事法と言えます。
グルテンフリーの対象者
健康的な人々にとっては、グルテンフリーの効果を感じにくいことがあります。しかし、グルテンが体調に影響を及ぼす人々にとっては、グルテンフリーが助けになることがあります。したがって、個人の体質や健康状態に合わせて食事法を選ぶことが重要です。
日々、健康である人によっては「健康であることが当たり前」になっていることでしょう。しかし、多くの人にとって一度健康である状態が失われると「健康ほど大切なものはない」非常に貴重な存在です。
健康である人も、なんとなくの不調感、ダルさ、頭痛、お腹の不調は抱えているかもしれません。
そんな人にとって、グルテンフリーを実際に試してみることで、今よりもさらに健康な身体の状態を手に入れられる可能性があります。
グルテンフリーの注目度の背後にある理由
なぜ最近、グルテンフリーが注目されるようになったのでしょうか?その理由は、主に以下の2つです。
- 日本人の小麦摂取量が増加
- 有名人の影響
日本でも小麦食品を摂取する人が増え、セリアック病や小麦アレルギーが増加傾向にあります。また、有名人の影響も大きく、多くの芸能人やアスリートがグルテンフリーを採用していることから、一般の人々も興味を持つようになりました。
こちらのページでも、グルテンフリーの基本的な情報を書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
グルテンフリーの効用
グルテンフリーを実践することで、次のような効用が期待されます。
- 肌荒れの改善
- ダイエット効果
- アレルギー症状の改善
- お腹の不調の改善
肌荒れの原因として、腸内環境の乱れが関与することがあります。グルテンに含まれる成分が腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、グルテンフリーによって肌荒れの改善が期待できます。また、血糖値の急上昇を防ぐことで、ダイエットにも有益です。
数年前に撮影した動画にはなりますが、医師にグルテンフリーのメリットや効用について聞いた動画も公開していますので、参考にしてみてください。
グルテンフリーの留意点
グルテンフリーには注意が必要な点もあります。
- 栄養バランスが乱れる可能性
- グルテンフリー専門店の希少性
栄養バランスを保つためには、食物繊維などの栄養素を十分に摂る必要があります。また、グルテンフリーの専門店はまだ少ないため、外食の際には選択肢が限られることに注意が必要です。
まとめ
「グルテンフリーは日本人に意味があるのか?」という疑念に対するわたしなりの回答を解説してきました。今回の記事では、グルテンフリーの必要性、適用対象、効用、そして注意点について解説をしています。
グルテンフリーの始まりは欧米でセリアック病の治療法として広まったとされています。そのため、日本人の主食が小麦でなくお米であるため、「日本人にとってグルテンフリーは意味があるかどうか?」疑問視されてきました。
しかし、ご自身の食生活を思い浮かべてもらうと、小麦粉を使った食品を日々の生活の中で多く摂取しているのではないでしょうか?そのような方の中でも、本当はグルテンが合わない人や小麦アレルギーを持つ人にとっては、グルテンフリーが有効であることもあります。
近年、日本ではお米の消費量が減少し、小麦摂取量が増加しています。そのため欧米と同じようにセリアック病や小麦アレルギーが増えています。また、有名人の影響もあり、多くの人々がグルテンフリーに興味を持つようになりました。
グルテンフリーの効果としては、肌荒れの改善とダイエット効果が期待できます。グルテンが腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、肌荒れの改善に寄与します。また、グルテンには中毒性があり、血糖値の急上昇を促進する性質があるため、ダイエットにも有益です。
ただし、グルテンフリーには栄養バランスが崩れるリスクや専門店の希少性があることに留意する必要があります。栄養バランスを維持するためには、食物繊維などの栄養素を充分に摂る工夫が必要です。また、グルテンフリーの専門店はまだ数が少ないため、外食時には選択肢に制約が生じます。
要するに、グルテンフリーは一概には日本人に向いているかどうかを判断できない食事法であり、個人の健康状態や体質に合わせて検討すべきです。